「般若心経 現代訳」

 

 

 

「般若心経」はとっても興味があります。
でも、ちょっと取っつきにくい気持ちもあるのはあります。
そんなある日「チコちゃんに叱られる!」で、般若心経の現代訳を紹介していたので、読み直してみます。
もちろん、ひとつひとつの言葉をじっくりと味わい、考えてみるのが良いに決まっているのですが、
まずは、専門家の方が簡単にまとめたものを知りたいのですよ。教科書のガイドを見てみたいのですよ。(笑)
それが、こちら。↓

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仏になるための最高の智慧について説明するお経。
観音様は智慧を身につけるためにすごい修行をしました。
そして、私たちを形作る全ての要素が、実は実体のない、仮のものだと見抜いたのです。
それによって全ての苦しみを消すことが出来ました。
物質は実体のないものです。
実体のないものが物質です。
さらに様々な心の働きも全て実体のないものです。
この世の全てのものは実体がないのですから、生まれたり消えたり、汚れたりきれいになったり、
増えたり減ったりすることもありません。
つまり実体がないという状態は、物質や感覚などの認識が無いこと。
目・耳・鼻などや、色・音・香・味など、私たちが認識している世界は全て空であり実体がない。
さらに、愚かさもなく、その愚かさがなくなることもない。
老いも死もなく、老いと死が無くなることもない。
苦しみにも、その原因にも、原因を消すための方法にも実体がない。
悟りの智慧にも、悟りにも実体がない。
それゆえ、最高の智慧を完成させてブッダを目指す者は、心に何の妨げもない。
何の妨げもないので、恐れがなく、誤った考えから遠く離れており、ねはんに入れるのである。
過去・現在・未来において、悟りを開いた者は、智慧を完成させたことによって、本当の悟りを得るのである。
この教えを、誰でも覚えられる短いフレーズにしたものである。
それは、絶対間違いのない、この世で最高の言葉である。
それを唱えるとすべての苦しみが消える。
おお、悟りの世界に行った者たちよ。君たちの悟りの境地に幸あれ。

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お釈迦様の人生哲学のまとめ文ということですね。

私がさらに手短に言わせてもらえるのなら、こうなっちゃいます。

「この世を生きるということは、特に意味があるわけではない。
というのは、あるというものがなかったり、ないのにないという言葉自体があったり、全て思い込みなんである。
言葉による意味が人々に共有されることで物事が存在しているように感じるだけなのさ。
全てのことに意味があるわけではないのだから、いい意味で、何事もなんでもかんでもどうでもいいんだよーん。
お気楽に人生を楽しみましょう!
そのことに気が付いてしまったら、幸せいっぱいですよね。」

ですわ。

この般若心経が語っていることで、気付きがあって苦しみが消えるというわけですが、
そうやって進むお気楽な人生を、周りも巻き込んでポジティブになっていきたいもんですわ。

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