少年よ大志を抱け」

 

ウィリアム・スミス・クラーク Wikipediaより

 

ある機関紙の記事で「少年よ大志を抱け」の全文を知った。自分の思っていたイメージとは違っていた。

私は「若者よ、でっかい夢を持て!」というイメージだったが、全文はこうだった。

「少年よ大志を抱け。それは金銭や我欲のためではなく、また人呼んで名声という空しいものであってはならない。

人間として当然備えなければならないあらゆることを成し遂げるために大志を抱け。」なのだった。大事なところをはしょり過ぎているのだった。

 

私の解説だったらば、「お金や名声なんかじゃないぜぃ。人間として、しっかりとした志を持ち、善く生きてゆくのだ。ふぉっふぉっふぉっ。」となる。

クラーク博士のおっしゃることに私も賛成!賛同します!「人間として当然のこと」を考え抜きたいですね!

なるほど、素晴らしい真理を語った言葉だ。ということで、さっぽろのクラーク博士像の前で長年語り継がれて来ているわけなのだが、

この全文の言葉が心に響く人々とは、どのくらい居るものなのだろう。

今時の若者は大半が既にわかっているように思う。言葉に出来なくても本能的にわかっている。

だが、きっと、「いい大人」たちは、

「愛だとかおっしゃるんでしょうが、現実はそうじゃない。世の中、金だよ、金。みんな自分がよけりゃいいのさ。自分がよく思われたいのさ。みんな、そうでしょ?けっ。」と言うのである。

ですが、「みんな、そう」じゃないのである。「お金に惑わされちゃいけないな」って思うし、「自分がよけりゃいい」なんて思わないのですよ。

「自分がよく思われたくて」行動してるんじゃないんです。「すきあらば、ラクしたい」って思うわけじゃないのよ、あなた。

つまり、「いい大人」にこういった言葉が響かない!と思うのは私だけではなかろう。。。

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