Mr.Children「HERO」の歌詞を味わう

 

新しい曲じゃないけど、この頃気がつくとこの曲が気になって口ずさんでいた。ライブDVDでの小林武史さんのキーボードの澄み切った音は夢見心地にさせてくれる。

ああ、そうだ。そうだとも。そうそう。そうっす。桜井和寿さんの哲学的な歌詞は魅力的だ。

それにしても、何年経っても、次々とメロディーや詩が湧き出てくるんですね。

そこでだ。とめても無駄だ。またしても、チャチだが私の感じたことを書いてみるもん。

 

Mr.Children 「HERO」より

 

例えば誰か一人の命と

引き換えに世界を救えるとして

僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ

 

愛すべきたくさんの人たちが

僕を臆病者に変えてしまったんだ

 

今日の私なら、世界を救えるのならハイハイって手を挙げますよ。自慢だって?そんなことないよ。

もちろん匿名でいいです。だって、愛する人たちを含んで「世界」を救えるんでしょ?すげーじゃん、はんぱないっす。人間冥利に尽きるでしょ、それ。

でもさ、きっと、若いうちは愛すべき人たちのために生きていたくて当然ですよね。。。

 

でもヒーローになりたい

ただ一人 君にとっての

つまずいたり転んだりするようなら

そっと手を差し伸べるよ

 

敵から守るために立ちはだかるのではなく、基本:見守りなんですね。ああしなさい、こうしなさいって指示するでもないし。

ある程度の距離を置く感じ。きっと、それは彼の今年度の方針とかじゃなくて、ついつい自然とそういう人なんでしょうね。僕もそうなっちゃうかもなー

 

駄目な映画を盛り上げるために

簡単に命が捨てられていく

違う 僕らが見ていたいのは

希望に満ちた光だ

 

(「駄目な」ってのはキツイ表現ですが、他に語呂が合う単語がなかったのでしょう?)

まったくです。ポジティブな話を聞きたいですよねー。残酷が幸せを引き立てるとでも?

暗くなる話はもういいです。もし、映画を創るとしたら絶対ハッピーエンドがいいですね。人々から、勇気や元気を沸き立たせたいのですよ。

 

人生をフルコースで深く味わうための

幾つものスパイスが誰にも用意意されていて

時には苦かったり

渋く思うこともあるだろう

そして最後のデザートを笑って食べる

君の側に僕は居たい

 

人生をフルコース料理に例えるのは新鮮です。そして、「深く」「誰にも」なんていう言葉がいちいち、ぐっと来ますねえ。

味が、「辛い」とか「しょっぱい」じゃなくて「苦い」「渋い」に留められたので、マイルドな印象になりました。

デザートは人生の終盤のことでしょうか?君のそばに居たい。というのがまた深い!いっしょに食べたいだなんてデシャバルこともなく、そっと見守ってくれているんですね〜。

 

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