「わからないことばかり」

 

じゃ、行きますよ〜ん。

なぜ、こんなに解明されない謎や、答えられない質問があるのか?
それは、全てに意味がないからです。
というのは、所詮、人の世は人にとってだけの言葉の世界だからです。
さあ、どうです。わけわかんなくて引いちゃったでしょ?でも、かまわずに自分の思いを書き続けるとすっか。

きっと、言葉を所有するのは人間だけです。(最近はそうじゃない気がしてるけども)
物が存在するって、言葉があるから言えることです。「ある」という言葉があるから「ある」と言える。
もし、人間が言葉を使えなかったら、何を考えることもなく、けもののように食って寝てセックスするだけのすこぶる純粋な動物だったと思います。
まあ、動物本能的な感情はあっても、何かをそうだともそうじゃないとも言えないわけです。
万物に意味など無いのですが、言葉を使って「意味」を共有出来る(ような気がしている)人間だけに意味が存在する。

空気のように、すでに存在を忘れるほど当たり前に毎日使っている言葉。これがなかったら、人間は考えることが出来ないのです。

想像してみてください。言葉を使わずに考えることが出来ますか?
イメージが頭の中に浮かぶから考えることは出来ると思うかもしれません。
でも、それって、ENTERを押す前のデータのようなもので未確定であやふやで、誰かに説明しようとした瞬間に言葉を用いるはずです。
ですからっ、人間にとってだけ意味が存在するんです。

「なぜ」という言葉があるから、なんでもかんでも簡単に問うことが出来る。でも、それに見合った言葉を見つけ出すことは簡単じゃありません。
だから、わからないことばかりです。そんで、宇宙の謎の解明以前に、この言葉で意味を共有しているという摩訶不思議な世界が成立していることに腰を抜かすほど驚きたいのです。

 

私たちは、何がどうだと大騒ぎするほど深刻ではない妙な言葉の世界に住んでいるのです。

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